はじめて語られる企画の「虎の巻」
はじめて語られる企画の「虎の巻」
CCCは企画会社
企画は「人間」にしかできない楽しい仕事です。一般には理解されないことを考え出して、それで収益を上げようとするのが企画会社です。
アメリカの心理学者マズローの欲求5段階説は、人間の欲求を①生存、②安全、③社会、④差別化、⑤自己実現へとシフトしていくというものです。これをわかりやすく説明すると①は腹を満たす食べ物、②は住むための家、③ファッション、④はブランド品、そして⑤が「自己実現の欲求」で、これは「自分らしく生きたい」ということです。
従業員7人で1億円のコンピューターシステムを導入
企画会社の盛衰のパターンは、時代の認識に優れた1人の経営者がその感性に基づいてビジネスをやって成功するか、その経営者自身が年をとり、だんだんお客様の感覚が分からなくなって、時代から取り残されてしまうというケースです。
また会社は慣性の法則で成功が続くと規模は大きくなりますが、それにつれて固定費が大きくなってきます。社員を雇い、給料を払い、事務所を借りなくてはならないからです。その固定費を払うために仕事をとらなくてはならなくなります。
企画会社のオフィス
企画会社の場合、オフィスは必要ないのです。これからの会社は、個人用の机もない人間がインスピレーションできるカフェのような環境を作ることが必要です。新しい仕事環境を作ることが、「大企業病」にならないための方策だと考えています。
企画のポジショニング
なぜ、モノが売れないのか。一番の理由はモノ余りの時代だからです。豊かな社会はモノの生産と流通の革命で成り立っています。産業革命により、モノ的には豊かな社会となった。モノあまりの時代に生きるいまの人たちは普通のモノを必要としていません。モノがあまればあまるほど、相対的に企画の価値が高まることになります。では企画とは何でしょうか。それは情報の生産物です。
日本企業のパラサイト問題
私は「日本の将来において、モノ作りだけの企業、あるいは部門はすべて消えていくだろう。たんにモノを作るだけなら、労働力や土地の安い海外に出て行ったほうがはるかに得策であり、日本国内には企画のセクションだけが残ることになる。したがって今、日本の企業会社が抱えている課題は、いかにすれば『企画会社』として残り得るかということになるのだ」と書きました。それから14年が経過し、その言葉は、現実の響きを持ってきています。
企画とは情報の組み合わせ
企画とは情報の収集力とその組み合わせ力。だから自由自在に情報を操れるように、その保管が大切です。
「儲かる」とは「信者」を作ること
顧客が儲かるということが一番大事です。「儲かる」という漢字は、即ち「信者」。つまりファンを増やすことです。ファンを増やせば仕事は自然に増えてきます。
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はじめて語られる企画の「虎の巻」
から引用した備忘録です。
実際に手にとり前後の文脈を理解することをお勧めします。
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